発声の極意

2018年11月07日

最終的には声帯筋の知覚とコントールができるか否かがカギを握る。

随意筋でありながら、コントロールが効かない器官。

特に女性に多く共通するのは「い」の母音のなりやすさ。

頭声発声の貧弱な響きを克服するのには特にこの「い」の母音の強化と、そこから他の母音への移行の過程が重要である。最初は半音のトリルの練習。半音を歌うときに気を付けたいのは、声帯筋の緊張を維持しながら、また同時に音質が変わらないように半音を移動することである。注意したいのは鍵盤にはない音(微分音程)も歌うつもりで歌うことである。発声時は顎、特に咬筋、側頭筋の緊張、意識の上での緊張は極力なくし、俯瞰して自身の筋肉の動き、音の動きに集中しながら歌うことが大切である。その後は高いファの音より上が出ない練習曲などで「い」のみをつかって歌うことをお勧めしたい。

きっと声帯による息の抵抗とそこから生み出される響きへのエネルギー転換を感じてもらえるはず。

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