新たなプロジェクト

小さいころの記憶。近所の地蔵盆。露店と地元住民のにぎやかな話し声。

子供会の行事。役員をしていたどこかのおじさん。学年の違う友達。

神輿づくり。餅つき大会。

他にも何かあった。けど記憶の片隅にある思い出の断片は引き出しの中から探し出すことが出来ずにいる。親戚のおじさん、おばさん。こどもいたずら。断片。

でも、こうした記憶をたどっていくとき、今の自分が形成されてきた過程を改めて実感もする。そして今の自分に足りないもの、昔の自分に足りなかったもの。色々見えてくる。　わかってなかったなぁ、なにも。そして今も。

話がそれるが、今こうしてブログを書きながらバッハのバイオリン協奏曲を聴いている。

映画「わが母の記」で使われていた曲だ。（たぶん）

中学3年までしか実家にいなかった私、その短い時間でも近隣の皆さんに育てられてきた私、そしてその温かみある環境の大切さをどこかに忘れてきた私。日々の忙しさを理由に。その忙しさも虚像だ、まちがいない。

人のつながりをおろそかにしてきた私だが、今になって感じる。共同体の大切さ。コミュニティ。

新しいプロジェクト。音楽しかできない自分を使って、何か人の輪を構築したい。音楽もまだまだだが。

ふと思い立って